あと少しエッチなbeatと大人なチュー

痛いジャニヲタが赤西仁にハマった記録

まさかの担降り…そして(ジャニ)ヲタ卒へ

「風磨くんが最後の担当だから。風磨を降りる時はヲタ卒する時」

口癖のように言ってたこの言葉。

言葉の先にはまだ続きがある…

「だから、5周年10周年もお祝いするよ。ずっとジャニヲタでいたいから、何があっても風磨の味方」

 

実際にそうなると思っていたし、そうしたいとも思っていた。

事実、今年でデビュー5周年。

あと数ヶ月でデビュー5周年。

 

2016年3月25日

私は九州の僻地から特急と新幹線を乗り継ぎ、名古屋にいた。

目的は【Welcome to Sexy Zone】の初日公演の為に。

このツアーの為に新しく作った団扇を持ち、公演が始まるのを待った。

はるばる片道5時間掛けて来たわけだし、それ相当の事がないと帰れない、と痛いヲタクだった私はコンサートの内容そっちのけで担当を追い続けた。

 

5人に戻ってから初めてのツアーともあって、会場は満員、チケットもそれなりのお値段になっていた記憶がする。

 

コンサートが進んでいくうちに、私は明らかにメンバーとファンの間に溝を感じていた。

今までのコンサートと何かが違う、はっきり言って申し訳ないけどこんなにも面白くないって思ったコンサートは2014年の神戸での3人コンサート以来かもしれない、と。

でもこれはきっと、1人参加だからだよ。

福岡は友達の中島担と入るからきっと楽しいはず、等と言い聞かせていたけど福岡でも変わらなかった。

 

 

ファンサの少なさ。

セクゾ担の皆が皆そうでないとは思いますが、ファンサ厨には物足りなさでいっぱいのコンサート。

 

 

コンサート中にふと私の頭の中に浮かんだ言葉

「方向性の違いによる担降り」

まるで離婚理由のような一文だけど、この言葉が頭に浮かんでは何度も消えて行った。

でもやっぱりそうは言っても、自担はカッコいいし、可愛い。

 

今回のソロ曲も私好み。

 

元々オンリー思考な為に、自担のソロだけは死ぬ気で盛り上がったし、盛り上げたつもり。

 

私は俗に言う【痛いヲタク】で脳内花畑だったので(自称)認知だと思っていた節がある。

そう思わせてくれた周囲にも自担にもその点は感謝の気持ちでいっぱいだ。

何故なら、(自称)認知というちょっとだけ周囲のヲタクの中から抜け出せたようなよく分からない優越感に浸れていたから。

 

会場や会場外で同担もしくは他担に「認知されてますよね!?」などと言われた時には天にも昇るような気分だったし、友達からも「あんたは覚えられてるから」等と言われる度に、勘違いに拍車が掛かり、本人に直接聞いたわけでもないのに勝手に「認知」だと思い込んでいた。

振り返るだけで醸し出される痛さ…。

でも幸せだった、そんなふうに思わせてくれたのはきっと後にも先も風磨だけだろうから。

 

まぁ、そんな(自称)認知にも名古屋初日にキチンと営業してくれ、終わりよければ全て良し!

と、ルンルンな気分で名古屋を後にし1週間後の福岡へ。

 

この日は地元公演にはいつも一緒に入ってる中島担の友達と。

私がセクゾに誘ったのがきっかけで降りて来た元同担。

セクゾの前に担当していたグループでは同担だったのに、セクゾでは好みが真っ二つに別れてしまったあたりが面白い。

 

この日のチケットは中島担が当ててくれたセンステ周辺のアリーナ席。

私の中で言うと【Bud…】席

 

担当を近くで見れるだけで幸せ!と大盛り上がりな友達を横にこの日もソロ以外ノれずにただただ棒立ち。

タレントを見に行くのではなく、タレントに見てもらいたい、ともはや目的が本来のコンサートからズレている為、視界に入らないと私は途端に不機嫌な顔になっていたし、友達にもタレント側にも失礼だったな、と今にして思う。

 

この日も最後の方に営業され、ますます(自称)認知に拍車が掛かっていった。

多分これが終わりの始まりだった気がする。

 

福岡公演の数週間後に熊本地震があり、熊本から離れている自分の所も大きな揺れを感じ、GWに開催される城ホ公演への参加を迷った。

 

実を言うと、私の気持ちは震災をきっかけに離れて行ったんだと思う。

こっちでも大地震があるかもしれない、そんな事を毎日考えていくうちに、ジャニーズどころじゃなくなって行っていた。

 

気分転換にセクゾ代々木公演の時に東京には行ったが、どうしても入る気持ちにならず代々木公演は見送った。

 

「大阪どうしよう。でも入らなければ後悔するかな」

厳選した座席。

忘れ去られたくなくて必死だった。

(自称)認知の変なプライドを守る為にはそれ相当のお金が必要だった。

そろそろ限界、でも…そのループ。

私1人ぐらいいなくなっても困らない、そう頭では分かっていても意地になっていた。

 

自分の中での上限を超えた。

本当に頭がおかしかったと思う。

結果、営業はされなかった。

 

大阪は惨敗に終わり、負けず嫌いの私はこのまま降りるのは許されない、とまた意味の分からない闘争心を燃やしていた。

 

その反面、この変なプライドを捨てたかった。

 

そんな時、自担のドラマ出演が決まった。

嬉しい反面物凄く複雑だった。

今まで近い、と思っていた相手を急に遠く感じ始めた。

ドラマ出演=番宣でTVにたくさん出る、きっとファンが増える、今まで以上に頑張らないと…頑張らないと…でもその先に何があるって言うの?

 

いくら頑張ったってタレントとヲタク以上の関係にはなれないし、その先にはきっと何もない。

 

そしてトドメをさすような、ソロコンの日程。

お盆期間という地方在住の遠征民にとっては飛行機代と宿泊費でオフシーズンに軽く海外に行けるんじゃないのか、と思うような金額。

ああ、来るなって事なのかな。

 

 

それに加え、(自称)認知のプライドもあり座席とチケット代の事を考えると目の前が真っ暗だった。

夜のお仕事に手を出そうか…と考えた。

でもそこまでする意味がこのコンサートにはあるんだろうか。

 

そう考えた瞬間、ドラマ発表以降から全て自担関連を断ち切っていた私はヲタ卒を決めた。

 

それが2016年5月31日

 

*もうヲタ卒してますが、分かりやすいように自担と表してます。

現在は菊池担ではありません。